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Tips2023-10-10

ECサイトの集客方法とは?集客を増やす施策やポイントを解説

自社でECサイトを運営している担当者の中には、「思うように集客が伸びない」「ECサイトで効率よく集客する方法を知りたい」とお悩みの方もいるでしょう。 一口にECサイトの集客と言ってもさまざまで、ターゲット層や予算、期間などによって最適な手法は異なります。 この記事では、ECサイトにおける集客の重要性や、中長期的に取り組むべき集客方法、集客のポイントなどについて解説するので、ぜひ参考にしてください。 ECサイトで集客が重要な理由 ECサイトの成果に大きく影響するのは「集客」です。ECサイトの売上の方程式は「集客×CV率×客単価」で決まり、集客の数字が大きいほど売上アップにつながります。 CV率や客単価をいくら上げても、ECサイトに訪れるユーザーが少なければ、売上が大幅には伸びることはありません。 ECサイトに訪れるユーザーをいかに増やし、新規顧客やリピート客をECサイトに呼び込めるかが売上アップに重要な要素と言えます。 ECサイトの集客方法6選 まずは、新規顧客の獲得を図るために効果的な集客方法について紹介します。 それぞれ順番に見ていきましょう。 1. Web広告 Web広告は、検索エンジンの検索結果や他のWebサイト内に広告を表示し、多くのユーザーに自社のECサイトを知ってもらう方法です。 Web広告は確実に多くの人に広告を届けられるというメリットがある一方で、広告出稿には費用がかかるというデメリットがあります。 商品単価が安い、あるいは広告単価が高い場合は、費用対効果が低くなる場合もあるので、自社に合った広告を選ぶことが大切です。 以下に、Web広告の種類について紹介します。 リスティング広告 リスティング広告は、検索エンジンの検索結果画面に表示される広告のことです。 検索結果の上位に「広告」と表示されるページや、Googleショッピング広告、Amazonのスポンサードプロダクトなどがこの中に含まれます。 リスティング広告は、特定の商品を検索しているユーザーに表示されるため、購買意欲が高いユーザーに対して効果的なアプローチが可能です。 ディスプレイ広告 ディスプレイ広告は、Webサイトの広告枠に表示される広告のことで、バナー広告とも呼ばれます。 画像広告や動画広告、テキスト広告など形式はさまざまですが、主に画像などのビジュアル要素が強いため、印象付けやすいことが特徴です。 また、ディスプレイ広告は検索キーワードに限定されることなく表示できるので、リスティング広告に比べて幅広い層にアプローチできます。 アフィリエイト広告 アフィリエイト広告は、ブロガーやメディア運営者に自社商品やサービスを宣伝してもらい、成果ごとに報酬を支払う形式の広告です。 紹介した側は、商品紹介によって収益が得られるため、良質なコンテンツを作成し、積極的に商品を紹介してもらえるというメリットがあります。 SNS広告 SNS広告は、TwitterやInstagram、FancebookなどのSNSプラットフォームに出稿する広告です。 SNS広告はターゲティング精度が高く、年齢や性別、地域、興味などで細かくセグメントできるため、効率よくユーザーに広告を表示できます。 SNSごとに特徴やユーザー属性は異なるので、自社のECサイトで扱う商品やサービスとの親和性をチェックしながら、適切なSNSを選定することが大切です。 2. SEO施策 SEO(Search Engine Optimization)とは、検索エンジンの検索結果で上位を獲得するための施策のことです。 多くのユーザーは、インターネット上で買い物する際に検索エンジンで情報を集めます。その際に、自社のECサイトが検索で上位表示されていれば、自然流入数が増え、集客につながります。 具体例としては、キーワード選定や良質なコンテンツ制作、内部対策などさまざまな対策が必要となります。長期的に見ると高い成果を得られるため、ECサイトを運営する際にはあわせて実施したい集客方法と言えるでしょう。 3. SNSマーケティング SNSマーケティングは、SNSを活用して商品やサービスを宣伝したり、有益な情報を発信したりして、新規顧客やファンの獲得を図る手法です。 たとえば、InstagramにはECサイトと連動できるショッピング機能もあるので、上手く導線を作ることで、スムーズに購入ページまで誘導することができます。 SNSマーケティングは、自社SNSを運用する手法なので、広告に比べて低予算で始められるというメリットがあります。 4. メールマガジン メルマガは、顧客のメールアドレスに情報を配信する集客方法です。メルマガは既存顧客との接点を確保できる手法のひとつで、継続的にアプローチすることでECサイトへの再訪を促せます。 メルマガはターゲット属性や購入履歴、メルマガの開封有無などによって細かなセグメントを設定できることも特徴です。そのため、届けたいユーザーに確実に情報を届けられるというメリットがあります。 また、開封率やクリック率などの指標を確認しつつ、顧客のニーズに応じてメルマガの内容や配信頻度を調整することが重要です。 5. LINE公式アカウント LINEは国内ユーザー数が8,900万人(2021年6月時点)と非常に多く、コミュニケーションツールとして日常的に使用するユーザーが多いSNSです。 ユーザーと接触する機会を作りやすく、LINEを使って商品を宣伝したり、クーポンを配信したりすることで集客につながりやすいというメリットがあります。 割引クーポンの配布やLINE友だち限定セールなど、企業のLINEアカウントと友だちになるメリットをユーザーに感じてもらうことが必要です。 6. プッシュ通知 […]

Tips2023-08-22

クッキーレスとは?ECサイト運用への影響から対策について解説

クッキーの規制が本格化し、リターゲティング広告をはじめとした従来の施策が制限されるクッキーレス時代に向けて、今後の戦略を見直す必要性に迫られています。EC担当者の中には、「クッキーレスは何が問題なの?」「ECにおける影響と対策は?」と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。 この記事では、クッキーレスの影響や対策、クッキーレス時代におけるECサイトのマーケティング戦略について解説するので、ぜひ参考にしてください。 そもそもクッキーとは? クッキー(Cookie)とは、ユーザーがWebサイトで入力した情報やアクセス履歴などが記録されたファイルのことを指します。 これらの情報を記録することで、再度サイトを訪れた際に情報を再入力せずにログインしたり、個々のユーザーに合わせた情報提供が可能になります。 クッキーの種類は、大きく以下の2つに分けられます。 ・ファーストパーティクッキー・サードパーティクッキー それぞれの意味について解説します。 ファーストパーティークッキー ファーストパーティクッキーは、ユーザーが自社のサイトにアクセスした際に、そのサイト内で設定されるクッキーです。 自社のドメイン下に保存されているすべてのCookieは、ファーストパーティクッキーとみなされます。 サイトへのログイン情報や閲覧履歴などはファーストパーティークッキーが活用されており、現在アクセスしているサイトでのみ有効です。同じサイト内の基本的な機能やユーザーエクスペリエンス(UX)向上のために使用されます。ドメインの異なるサイトでは活用できません。 サードパーティクッキー サードパーティクッキーは、ユーザーが現在アクセスしているWebサイト以外のドメインから発行されたクッキーのことです。 ドメインを横断してトラッキングできるため、リターゲティング広告など、異なるサイト間でのユーザー行動を追跡するために使用されることがあります。 今回クッキーの規制対象となるのは、このサードパーティークッキーです。 クッキーレスとは? クッキーレスとは、Webサイトの閲覧履歴や入力履歴を保存するクッキーを廃止する動向のことをマーケティングに使用しないことを意味します。 近年は、プライバシー上の懸念やデータの収集・利用に対するユーザーの意識の高まりから、クッキーレスの取り組みが広がりつつあります。 クッキーレスと言っても、クッキーそのものが完全になくなるわけではありません。ファーストパーティークッキーは引き続き自社のサイトで利用できますが、サードパーティークッキーは主要なWebブラウザなどでサポートされなくなります。 クッキーの機能はUXの向上や利便性を提供するために重要です。はあるものの、しかし、今後はサードパーティークッキーに頼らないマーケティング戦略に取り組む必要があるでしょう。 クッキーレスが広がっている背景 近年、ユーザーのプライバシーを保護する必要性が広がりつつあり、本人の許諾を取らずに個人情報や個人関連情報をマーケティングに活用することが問題視されています。 クッキーはユーザーのオンライン行動を追跡し、個人情報や行動履歴を収集するため、プライバシー侵害のリスクが発生します。 EUでは、一般データ保護規則(GDPR)が導入され、ECサイト事業者のクッキー使用に対してユーザーの明示的な同意を求めるよう規定されました。 日本の個人情報保護委員会においても、オンライン広告やクッキーに関するガイドラインが発行されています。 プライバシー保護の観点から、クッキーのようなオンライン識別子の取り扱いは、個人情報としてみなされ、法律が制定されました。 2022年4月1日に改定された個人情報保護法では、クッキーを取得する際はユーザーの同意が必要になるといった規制が進んでいます。 クッキーレスの規制内容は?いつから始まるのか クッキーレスに関する具体的な規制内容や施行日は、企業やプラットフォームによって異なります。 たとえばGoogle社は、Chromeブラウザにおいて2024年後半までにサードパーティークッキーを段階的に廃止する可能性があると発表しました。 同社は代替技術として、ユーザーのプライバシーを保護しつつ、広告主やWebサイトの運営者が必要なデータを得られる「プライバシー・サンドボックス」を推進しています。 引用:ウェブ向けプライバシー サンドボックスのテスト期間延長について また、Appleではすでに個人情報保護のためのサイトトラッキング抑止機能(ITP)が実装されています。iOS14.5からは、iOS端末の広告識別子(IDFA)によるトラッキングが制限されます。 アプリ操作時に「他社のAppやWebサイトを横断してあなたのアクティビティの追跡することを許可しますか?」というポップアップが表示されるのは、このIDFAの制限によるものです。 参考:プライバシー|Apple 参考:App がアクティビティを追跡してもよいか確認してくる場合|Apple クッキーレスによるECサイトへの影響 クッキーはECサイトにおけるさまざまな場面で活用されています。具体的には、ECサイト運営にどのような影響が生じるのでしょうか。 クッキーレスの環境下では、サードパーティークッキーが利用できなくなります。そのため、リターゲティング広告が機能しなくなる可能性があります。 これまで、ECサイトの集客にリターゲティング広告を活用していた場合は、流入経路が狭まり、大幅にアクセスが減るかもしれません。 また、クッキー保有期間の制限によって、コンバージョンを正しく計測できないケースが増え、正確なデータ収集が困難になることもあるでしょう。 すでにITPなどの影響で広告配信やデータ計測に影響が出ていることもあるため、クッキーが完全に廃止される前に、早い段階で代替案を取り入れることが大切です。 クッキーレス時代に求められるECサイトの戦略7選 ECサイトにおいて、外部サイトからの流入やユーザーの行動履歴をもとにしたアプローチが難しくなりました。 従来のマーケティング活動を見直す必要性があり、クッキーレスの状態において今後の戦略を検討することが重要です。 具体的な手段として、下記のようなマーケティング戦略が挙げられます。 ここからは、それぞれの戦略について解説します。 1. ファーストパーティークッキーを活用する これまでサードパーティークッキーに依存していた場合、今後はファーストパーティークッキーを軸とした戦略に切り替えることが効果的です。 ファーストパーティークッキーは、自社のマーケティング活動を通じて得られた情報なので信頼性が高く、顧客の接点ごとに分析することもできます。 データには性別や年齢などの基本的なユーザー属性に加えて、さまざまな付加情報が含まれており、顧客理解を深めることに役立つでしょう。 […]